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埼玉県・行田市

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)埼玉古墳群行田市

埼玉古墳群

5世紀末から7世紀初頭にかけて大宮台地(おおみやだいち)の先端に築かれた,前方後円墳8基,大型円墳1基及び小型円墳群からなる我が国を代表する古墳群。調査・整備・活用の取組を長期にわたり継続し優れた実績を上げており,我が国文化の象徴として極めて重要。

国指定文化財(重要有形民俗文化財)行田の足袋製造用具及び関係資料行田市

行田の足袋製造用具及び関係資料

行田の足袋は、記録によれば、すでに江戸中期には商品として流通したとみられる。産地化していった背景には、近郊農村であるとともに、中山道をはじめとする街道沿いという立地条件も重なっていたことが、大きな要因としてあげられる。
足袋製造の特色としては、自らが生産と販売を行うといった「足袋屋」が個々それぞれに併存し、地域総体の生業として発達したことにある。やがて近代に入ると、明治初年には諸会社の設立、中期からはミシンや裁断機の導入、各種実用新案の登録などが相次ぎ、明治40年には足袋同業組合の設立をみた。こうして、行田は明治後期から大正期にかけて飛躍的な発展をとげ、産業都市化していったのである。最盛期は昭和戦前期で、全国生産量の約80%に及んだ。

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)小見真観寺古墳行田市小見

小見真観寺古墳

前方後圓型ノ墳丘ニシテ俗ニ觀音嶽ト称ス 主軸西々北ニ向ヒ封土ノ左側部及前後頂部共ニ削平セラレ右側部ハ旧規ヲ存ス主軸ノ全長約三百三十三尺前方ノ高サ二十一尺後圓ノ高サ約二十二尺後圓部頂部ヨリ深サ約九尺ノ所ニ孔口ヲ南面セル石槨ヲ露出セリ寛永年間觀音堂創建ノ際発掘セシト傳ヘラル槨ハ緑泥片岩ノ板石ヲ以テ築カレ前後二室ヨリナル後室ニハ組合セ石棺ノ置カレタル痕迹ヲ存セリ此石槨ノ北方ニ当リ後圓ノ頂部ノクビレ部ニ接セル所ニモ緑泥片岩ヲ以テ築カレタル單室ノ石槨アリ其ノ孔口北面セリ 明治十三年ノ発掘ニ係リ甲冑、刀劍、銅鋺、土器等ヲ出セリ

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)南河原石塔婆北埼玉郡南河原村

南河原石塔婆

緑泥片岩ノ所謂板碑ナリ三基相並ヒテ建ラレ其ノ一ハ高サ八尺三寸幅二尺一寸弥陀三尊像ヲ刻シ文應二年■日ノ銘アリ其ノニハ高サ五尺八寸幅一尺九寸地藏菩薩及両脇侍ノ像ヲ刻シ文永二年■月日ノ銘ヲ有シ其ノ三ハ高サ四尺五寸幅一尺五寸銘文漫■シテ知ルベカラズ此ノ種ノ石塔婆トシテ何レモ優秀ナルモノニ属ス