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埼玉県・東松山市

国指定文化財(重要文化財)箭弓稲荷神社本殿・幣殿・拝殿埼玉県東松山市箭弓町2丁目

箭弓稲荷神社本殿・幣殿・拝殿

東松山市の中央部に位置する、関東地方において有数の規模を誇る権現造の社殿。天保6年(1835)建立の本殿と幣殿、同11年の拝殿からなる。熊谷を拠点とする大工棟梁飯田和泉藤原金軌と、同じく熊谷で上州の彫物大工の系譜をひく飯田仙之助が手掛けた社殿は、素木とする外部の随所に精緻な彫刻を施し、この時期の特徴をよく示す。特に本殿の大きな妻飾は豪壮で、虹梁を三段重ね、彫刻を凝縮し、意匠性に富む。一方、本殿内部には絢爛豪華な極彩色を施し、幣殿・拝殿内部の彩色・絵画・彫刻も極めて質が高く、外観と好対照をなす。江戸後末期の関東を代表する神社建築として価値が高い。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧埼玉県立松山中学校校舎(埼玉県立松山高等学校記念館)埼玉県東松山市松山町一丁目1041他

旧埼玉県立松山中学校校舎(埼玉県立松山高等学校記念館)

敷地西寄りに東面して建つ。外壁は下見板張、縦長の上下窓を規則的に配す。ドーマー等で屋根を装飾し、四面にペディメントを付した塔屋を中央に載せる。内部は中央に吹抜けの階段を配す。埼玉県内の旧制中学校の遺構として貴重である。

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)大谷瓦窯跡東松山市大谷

大谷瓦窯跡

 大字大谷の地域にあり、丘陵の東面の傾斜地に営まれた登窯である。天井部は失われたが、焚口部・煙出し部をそなえており、総長約7.75メートル、幅中央部にて約1.10メートルのかなり大きい挾長の形式をなしている。窯の主体部の床面は13段よりなる階段をなし、各段の上縁部及び壁面には平瓦を固着させている。
この種の平瓦は窯の南側壁の上部又は焚口部の入口にも利用されており、この瓦窯の構築上の特色を示している。奈良時代後期の頃の瓦窯跡として重要である。

国指定文化財(重要文化財)光福寺宝篋印塔埼玉県東松山市大字岡

光福寺宝篋印塔