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埼玉県・春日部市
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)神明貝塚埼玉県春日部市
奥東京湾(おくとうきょうわん)最北部の汽水域に形成された縄文時代後期前半の馬蹄形貝塚(ばていけいかいづか)を伴う集落遺跡の中でも最大級の規模を持つ遺跡。集落域と貝層のほぼ全体が良好な状態で保存されており,豊富な動植物遺存体(どうしょくぶついぞんたい)と出土石器等から,集落を営んだ人々の生業形態とその地域性を知ることができる点で重要。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))浜島家住宅土蔵埼玉県春日部市粕壁2-6084-3
旧日光街道沿いに建つ、もと米問屋の座敷蔵。外壁を黒漆喰塗とし、桟瓦葺屋根の鬼瓦に影盛を施すなど関東地方の土蔵造の特徴を示す。南面二階窓の庇は起り付の切妻屋根で銅板葺とし、懸魚を吊る。旧粕壁宿の商家の数少ない遺構で、往事の面影を伝える大型土蔵。
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)牛島のフジ春日部市牛島
天然紀念物解説 二〇四頁 参照
藤 Kraunhia floribunda Taub. var. typica Mak. ノ巨大ナルモノニシテ幹ハ根元ヨリ分岐シ其総周囲三丈餘枝條蔓延花穗九尺ニ逹ス関東隨一ノ巨藤ト称セラル
根元の周囲約10メートル、幹は基部から多数分岐して枝条よく蔓延し、成長旺盛である。花穂はその長さ2メートル70に達するものがあり、開花時の壮観は比類なく、既知のフジのうち最大のものである。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))新井家住宅主屋埼玉県春日部市倉常757-1
散居集落の形態を留めた農家の主屋で,屋敷林を北に背負って南面して建つ。桁行8間半,梁間5間規模,寄棟造,もと茅葺の木造2階建で,東方を土間,西方を床上部とする。2階は養蚕部屋である。強風にそなえ,正面の柱に建具留めの渡し棒を入れる金具を残す。