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千葉県・千葉市中央区

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))千葉県水道局千葉分場1号配水池千葉県千葉市中央区矢作町670

千葉県水道局千葉分場1号配水池

昭和一一年に通水された千葉県営水道創設時からの配水池。高架水槽と並ぶ。鉄筋コンクリート造半地下構造。円形の平面に矩形の弁室を張出す。アールデコ風の階段を上がると、芝張りの屋上にアールデコ風中央塔を飾る。戦前の水道施設として重要。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))大巌寺書院千葉県千葉市中央区大巌寺町180-1

大巌寺書院

本堂の東に南面して建つ。切妻造鉄板葺で、千鳥破風状に窓を設け、正面に中央に入母屋造妻入の玄関を付設する。建築面積372㎡。東半部は2列各3室を並べ、北に畳縁を通し、西寄りに南北に3室を配し、4周に縁を通す。教学の場の雰囲気を残す書院建築。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))大巌寺本堂千葉県千葉市中央区大巌寺町180-1

大巌寺本堂

境内の北奥に南面して建つ。桁行5間梁間4間、寄棟造桟瓦葺を主体部とし、その周囲に下屋をまわし、正面に唐破風造桟瓦葺の向拝を付設する。主体部は外陣と内陣、脇の間等からなり、内陣には須弥壇を構える。18世紀中葉に遡る数少ない浄土宗檀林遺構である。

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)月ノ木貝塚千葉市中央区仁戸名町

月ノ木貝塚

 繩文時代中期から後期に営まれた貝塚を伴う集落跡である。千葉市の東南郊外、都川から分岐する仁戸名支谷に向かって張り出した舌状台地先端部に所在する。昭和26年の発掘調査により、その概要が明らかにされた。
 本貝塚は、北方に開口した典型的な馬蹄形貝塚で、東西150メートル、南北200メートルを測り、全体が土手状の盛り上がりを見せている。南の部分が最も高く、東の部分は低くなり、中央くぼ地との比高は約1.5〜3メートル。
 貝塚の開口部の東端で約10平方メートルを発掘した結果、貝層下に繩文時代中期の竪穴住居跡4棟が確認されている。第1号住居跡は長径6.7メートル、短径4.7メートルの楕円形を呈し、少なくとも2回の改築を示す。第2号住居跡は、長径5.8メートル、短径4.7メートルの円に近い楕円形を呈し、第3号住居跡を切断し、第4号住居跡によって切断されているなど、複雑に重複し合い、長期にわたり安定した集落の営まれていたことがわかる。
 発見遺物には、土器・石器類のほか猪牙製斧・土錘・骨鍬・貝輪など種類も多く、とくにまん中の蕊にアワビを嵌め込んだ耳詮形装飾品は他に類をみない珍しいものである。