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千葉県・茂原市
国指定文化財(記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財)大芝の七夕馬製作技術千葉県茂原市大芝
本件は、千葉県東部の茂原市大芝に伝承される、七夕に飾る馬や牛を製作する技術である。カヤカヤ馬とも呼ばれ、大きな馬と小さな牛の一対を一組とする。麦ワラやマコモ、スゲ、ガマ、アオギリなど身近に自生する植物を材料にして丁寧に作られ、とくに馬は、大きな菱形の鬣や染色した飾り房が付くなど、その形状や色遣いに装飾性が高い。
七夕馬は、昭和30年代までは農家の副業として盛んに作られており、大芝の特産品として市内や周辺地域の六斎市で売り買いされていたが、農家の減少や七夕行事の衰退に伴い、作り手の減少や高齢化が進み、変容や消滅のおそれが高くなっており、早急に記録の作成が必要である。
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)鶴枝ヒメハルゼミ発生地茂原市上永吉
暖地性植物ニ富メル社叢アリ 姫春蝉ハ東洋熱帶性ノモノニシテ毎年六月下旬ヨリ七月下旬ニ瓦リ數多發生シテ椎等ノ梢ニ群リ合唱ス 本種ノ發生地トシテ我國有數ノモノナリ
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))加藤家住宅(茂原牡丹園)長屋門千葉県茂原市山崎210
主屋の南方に建つ。桁行7間半,梁間2間半規模,寄棟造,茅葺の長屋門で,内部は西方がもと隠居部屋,東方を物置とし,外部の腰は簓子下見,上部を白漆喰塗とする。主屋とともに,上総における里山景観を構成する要素となる。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))加藤家住宅(茂原牡丹園)主屋千葉県茂原市山崎210
桁行7間半,梁間3間半規模,寄棟造,茅葺,平入の農家建築。南面して建ち,西方を土間,東方を上手として四間取状につくり,南面と東面に縁を付ける。丘陵を背にした端整な茅葺屋根が,上総の里山景観を今に伝えており貴重である。