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千葉県・富里市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧岩崎家末廣別邸石蔵千葉県富里市七栄字獅子穴650-25

旧岩崎家末廣別邸石蔵

主屋の東方に建ち、桁行三間梁間二間の一室からなる。軸部を木造で組み、その外周に大谷石を積み廻して壁体をつくり、表面をスクラッチタイル貼とし、小屋はキングポストトラスを組む。軒蛇腹まで丁寧にスクラッチタイルを貼り廻す、独特な形式と意匠をもつ蔵。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧岩崎家末廣別邸東屋千葉県富里市七栄650-25

旧岩崎家末廣別邸東屋

主屋の南方に位置する。主室と台所からなり、主室周囲に吹放しで軒の深い下屋を廻らす。すべて土間とし、主室では洋風家具を用いる。スギの面皮柱や、天井にコブシの皮付丸太を用い、下屋に曲木の柱や磨き丸太の垂木、蒲天井を用いるなど、数寄屋意匠を加味する。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧岩崎家末廣別邸主屋千葉県富里市七栄650-25

旧岩崎家末廣別邸主屋

当地で末廣農場を経営した岩崎久彌の別邸。中庭の西側に玄関を、南側に座敷を並べ、東南に座敷と数寄屋意匠の六畳を張出す。北方には台所や浴室等を並べる。外周のガラス障子の意匠も秀逸で、周囲に廻らした庇とともに、軽快で瀟洒な外観をもつ別邸建築。