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千葉県・香取郡多古町

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))木内家住宅旧店舗千葉県香取郡多古町多古2613

木内家住宅旧店舗

通りに面して建つ店舗は切妻造・平入,銅板葺で,通り側に下屋庇を設け,商家の店構えらしく,開口部を多くとる。1階は大谷石積であるが,2階は和風の木造として,伝統と流行が折衷した意匠となっており,この地域の近代商家建築の展開をよく示している。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))木内家住宅旧蔵千葉県香取郡多古町多古2613

木内家住宅旧蔵

かつて米穀商を営んだ商家で,旧蔵は,敷地奥に建つ住宅と通りに面した店舗に挟まれた位置に建つ。切妻造,銅板葺の旧蔵は,住宅と同じく大谷石積で,開口部と窓枠に稲田石を組む。近代の商家を構成する上で欠かせない倉庫建築として,貴重な存在である。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))木内家住宅主屋千葉県香取郡多古町多古2613

木内家住宅主屋

城下町として発展した多古の中心にある商家。かつては米穀商を営み,敷地最奥に住宅が建つ。寄棟造,桟瓦葺,総2階建の住宅は,外壁を大谷石積とするが,階境・軒廻り・開口部等に稲田石を組んで外観に変化を持たせ,当時の意匠の流行をよく示している。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))渋谷嘉助旧宅正門千葉県香取郡多古町北中83

渋谷嘉助旧宅正門

民家では異例の煉瓦造門。正面左右を倉とする長屋門風の形態をとる。イギリス積で、バットレスにより正面を3間に区切り、中央間に煉瓦小口3枚厚、半楕円形アーチの出入口を設ける。側面上部2連の丸窓も特徴的。施主の進取な気概を感じ取ることができる。