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千葉県・長生郡長南町

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)笠森寺自然林長生郡長南町

笠森寺自然林

延暦年間、笠森寺草創当時より禁伐林として保護されてきたと伝えられる暖帯林の残存林である。高木層はスダジイを主体とし、イチイガシ・アカガシよりなる。サカキ・アラカシが混入している。低木層には、これらの幼樹のほかネズミモチ・ヒサカキ・イズセンリョウなどが加わって繁茂し、このため林床はシダ植物に富みコバノカナワラビ・ホソバカナワラビ・ヘラシダ等の群落が多い。以上のように自然がよく保たれているため、イタチ・アナグマ・リスなどの獣類、フクロウ・コノハヅク・アカゲラ・ハイタカなどの鳥類やヒメハルゼミなどの昆虫もみられ、関東地方の残存林として特徴的である。

国指定文化財(重要文化財)笠森寺観音堂千葉県長生郡長南町笠森

笠森寺観音堂

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))星野家薬局門千葉県長生郡長南町長南2574

星野家薬局門

店舗の南に建つ棟門で、背後に控え柱をとる。通用口を開ける門左手の袖塀は店舗の庇南端に取り付き、 門右手の袖塀とともに門前に台形の呼び込み部をつくる。屋敷構えを構成する主要素であり、街道沿いの景観を整えるうえでも大きな役割を果たしている。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))星野家薬局調剤室千葉県長生郡長南町長南2574

星野家薬局調剤室

店舗の北に1間分の通路を隔てて建つ2階建、瓦葺切妻屋根、平入の土蔵で、間口2間の妻を街道に向け、街道沿いの前面に2棟を繋ぐように庇を架ける。この庇は千葉県博覧図にも描かれており当初から店舗と一体的につくられたものと推測される。