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東京都・豊島区

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))砂金家長屋東京都豊島区雑司が谷三丁目32-4

砂金家長屋

雑司ヶ谷鬼子母神堂の参道に西面して建つ。棟割で五軒を設け、当初は一階に仕事場と座敷、二階に和室二室を配していた。正面は陸屋根風のモルタル洗出し仕上で、二階窓や頂部の帯状の金属張が水平性を強調する。昭和モダンの流行を伝える長屋建の店舗兼住宅。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))並木ハウス東京都豊島区雑司が谷三丁目32-1

並木ハウス

雑司ヶ谷鬼子母神堂の参道の路地奥に西面して建つ。木造二階建で、切妻屋根をT字にかける。北に階段や共用部をまとめ、幅広の中廊下を通し、三方に大小の部屋を配する。床の間付の部屋もある上質な仕様の木造賃貸アパートで、手摺の意匠にも気品がある。

国指定文化財(重要文化財)雑司ケ谷鬼子母神堂東京都豊島区雑司が谷三丁目

雑司ケ谷鬼子母神堂

雑司ヶ谷鬼子母神堂は,江戸時代を通じて安産などの鬼子母神像信仰により庶民の崇敬を集めた。鬼子母神堂は,本殿の前面に相の間を介して拝殿を接続する複合建築である。本殿は寛文4年(1664)に広島藩主浅野光晟の正室,自昌院の寄進により建立され,細部に安芸地方の社寺建築の特徴を示す。
拝殿は元禄13年(1700)の建立で,豊かな装飾をもち,正面一間を吹き放しとするなど近世建築らしい華やかな礼拝空間を創出する。
雑司ヶ谷鬼子母神堂は,建立年代が明らかで,江戸における大名家による寺社造営状況や,拝殿組物を略式に改めるなど幕府による建築規制への対応過程をよく示しており,歴史的価値が高い。
※「鬼」は上の点がない文字。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))金剛院庫裏東京都豊島区長崎1-28

金剛院庫裏

本堂南東側に渡り廊下を介して建つ。東西棟で六間取形式の庫裏と、座敷三室を直列させた客殿を矩の手に接続した平面を持つ。庫裏西正面に入母屋造の玄関を構え、客殿屋根に千鳥破風を飾る。屋根をゆるく起らせ、客殿主室に洗練された造作の座敷飾を備える。