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東京都・立川市

国指定文化財(国宝・重要文化財(美術品))春日懐紙(紙背春日本万葉集)国文学研究資料館 東京都立川市緑町10-3

春日懐紙(紙背春日本万葉集)

春日懐紙は、鎌倉時代中期の奈良・春日社の神官や興福寺僧侶らが詠じた和歌懐紙のまとまりで、奈良の歌壇の様子を示すものである。紙背には、中臣祐定(1198~1269)が寛元元年(1243)から同2年の間に書写した万葉集の墨痕が残されており、『春日本万葉集』と名付けられている。春日懐紙は一品経懐紙(国宝)、熊野懐紙(国宝)とともに三懐紙と呼ばれる名品で、書道史上、文化史上貴重である。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))中野家住宅蔵東京都立川市柏町3-8-2

中野家住宅蔵

主屋の西北に建つ桁行4間、梁行2間半の2階建、南北棟、切妻造の土蔵で、主屋の西面に接続して南前面に10畳床の間付きの蔵前をはりだす。階下は10畳と7畳半の2室から成り、奥の座敷北側に床の間を付けて蔵座敷とする。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))中野家住宅主屋東京都立川市柏町3-8-1

中野家住宅主屋

武蔵野の面影を残す短冊状の区画の南方、五日市街道に面した約700坪の敷地の中央に南面して建つ。木造2階建、入母屋造で、桁行10間梁行6間の規模を有し、六間取り型式をとる。正面東端の入母屋破風の玄関構えに絹屋としての繁栄振りがうかがわれる。