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神奈川県・川崎市高津区

国指定文化財(登録記念物)二ヶ領用水神奈川県川崎市

二ヶ領用水

慶長(けいちょう)16年(1611),多摩川(たまがわ)右岸の低地(稲毛領(いなげりょう)・川崎領(かわさきりょう))の新田開発を目的として開削された用水である。近代以降,桃畑や梨畑にも利用され,昭和になると工業用水としても利用された。近世・近現代の川崎の歴史を理解する上で意義深い。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))二ヶ領用水久地円筒分水神奈川県川崎市高津区久地341

二ヶ領用水久地円筒分水

多摩川から取水した水を灌漑面積に応じて周辺耕地に分けるために建設された農業用水施設。サイホンの原理の応用により湧き上がった水を,円筒の周囲に配された4つの水路に分水する形式。この形式の施設はその後多くつくられたが,初期の事例として貴重。