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神奈川県・平塚市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))原家住宅旧長屋門神奈川県平塚市土屋字秦ノ前2871

原家住宅旧長屋門

寺院から移築したもので、敷地後方の高台に南面して建つ。寄棟造銅板葺の平屋建で、間口13間の中央3間を門口とする。軸部は太めの柱を貫で固め、小屋組は丸太の梁桁を豪壮にかけ渡す。簡素ながら規模雄大なつくりで、近世における長屋門の一形式を伝える。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))原家住宅土蔵神奈川県平塚市土屋字秦ノ前2842

原家住宅土蔵

主屋の東側に西面して建つ。土蔵造二階建、切妻造鋼板葺で、正面中央に扉口を設けて下屋を付す。外壁はモルタル塗の腰洗出し仕上。小屋組はトラスとする。内外に改変があるが、農家の構成に欠かせない附属建物で、県中部の農家の伝統的な屋敷構えを伝える。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))原家住宅茶室神奈川県平塚市土屋字秦ノ前2842-1

原家住宅茶室

主屋の西側に建つ。寄棟造茅葺で、北に土間と水屋、南に六畳台目の茶室を配し、南面西半に腰掛待合を付す。茶室は西面を床、南面を貴人口とし、舟底天井を張り、皮付材を多用した野趣に富む意匠でまとめる。近代における上層農家の暮らしの一端を伝えている。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))原家住宅主屋神奈川県平塚市土屋字秦ノ前2842

原家住宅主屋

市北西部の丘陵地にある農家で、主屋は敷地中央に南面して建つ。入母屋造鉄板葺の平屋建で、東に土間、西に広間を取り、奧に前後各2室を配する。広間前面に下屋を出して式台とし、前列上手を座敷とする。県中部の伝統的な民家形式を踏襲した近代の和風住宅。