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新潟県・上越市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))常敬寺山門新潟県上越市寺町二丁目117-1

常敬寺山門

裏寺町通りに東面する薬医門。切妻造桟瓦葺で、五平の本柱上に載せた冠木で男梁を受け、本柱と控柱を貫二段で固める。軒は一軒繁垂木。組物を用いず質実なつくりとするが、妻飾の大振りの蟇股が目を惹く。軸部を弁柄塗で仕上げ、地域が赤門と呼び親しむ山門。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))常敬寺鐘楼新潟県上越市寺町二丁目117-1

常敬寺鐘楼

本堂の南東に位置し、基壇上に建つ鐘楼。桁行二間梁間一間入母屋造銅板葺。建ちが高い転びのある角柱を台輪と三段の貫で固め、実肘木付三斗で丸桁を受け、軒は一軒繁垂木とする。中備は西面のみに蟇股を飾る。簡素ながらも境内の歴史的な景観を整える鐘楼。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))常敬寺本堂新潟県上越市寺町二丁目117-1

常敬寺本堂

旧高田城下の裏寺町通りに建つ浄土真宗寺院の本堂。桁行一六・四メートル、梁間一六・七メートル、入母屋造銅板葺で正面に向拝を付す。内外陣、左右両余間を配する典型的な真宗本堂平面で、内外陣境には法輪の金箔欄間彫刻を飾る。江戸中期の真宗本堂の好例。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))怡顔亭新潟県上越市大字戸野目字寺畑482他

怡顔亭

戸野目の地主が建てた客殿。敷地中央に南面する入母屋造平入桟瓦葺で正面に銅板葺唐破風玄関を付す。間取りは中廊下の南に2室、北に3室並べ、北面に土縁を付す。南東座敷は床脇に組子の窓や櫛形の天袋など繊細な意匠。大振りな玄関が目を惹く近代和風建築。