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富山県・富山市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧金岡家住宅道具蔵富山県富山市新庄町一丁目37-21

旧金岡家住宅道具蔵

新庄町中心部に位置する薬種商の道具蔵。二階建切妻造平入桟瓦葺の東西棟で、南に二箇所出入口を設けて下屋を付し戸前とする。内部各階は一室の板敷で棟通り中央の独立柱は舟肘木で地棟を支持。外壁腰はモルタル洗出仕上で石貼風にみせる重厚な大規模土蔵。

国指定文化財(重要文化財)常願寺川砂防施設 泥谷堰堤富山県富山市有峰字真川谷割18番5

常願寺川砂防施設 泥谷堰堤

 常願寺川砂防施設は,立山連峰から富山湾に注ぐ我が国屈指の急流荒廃河川,常願寺川に築かれた砂防施設群であり,大正15年から内務省により建設が進められた。本宮堰堤は中流に位置し,平野部の手前で土砂を捕捉し災害を防ぐことを目的として昭和11年に建設された,我が国最大級の貯砂量を誇る重力式コンクリート造堰堤である。また,泥谷堰堤は崩壊地の拡大を防ぐため,上流の急勾配の谷筋に築かれた階段式の砂防施設である。
 常願寺川砂防施設は,常願寺川水系を一体的に治める治水対策の礎となった施設であり,我が国の治水史上,高い価値を有する。また荒廃河川特有の不利な地盤条件を克服し,短期間で完成した大規模堰堤と長大な階段式堰堤は,昭和前期における砂防施設の技術的達成度を示すものとしても重要で,既指定の白岩堰堤と併せて保存を図る。

国指定文化財(重要文化財)常願寺川砂防施設 本宮堰堤富山県富山市小見字家ノ高割28番5・同中新川郡立山町芦峅寺字下林1番2

常願寺川砂防施設 本宮堰堤

 常願寺川砂防施設は,立山連峰から富山湾に注ぐ我が国屈指の急流荒廃河川,常願寺川に築かれた砂防施設群であり,大正15年から内務省により建設が進められた。本宮堰堤は中流に位置し,平野部の手前で土砂を捕捉し災害を防ぐことを目的として昭和11年に建設された,我が国最大級の貯砂量を誇る重力式コンクリート造堰堤である。また,泥谷堰堤は崩壊地の拡大を防ぐため,上流の急勾配の谷筋に築かれた階段式の砂防施設である。
 常願寺川砂防施設は,常願寺川水系を一体的に治める治水対策の礎となった施設であり,我が国の治水史上,高い価値を有する。また荒廃河川特有の不利な地盤条件を克服し,短期間で完成した大規模堰堤と長大な階段式堰堤は,昭和前期における砂防施設の技術的達成度を示すものとしても重要で,既指定の白岩堰堤と併せて保存を図る。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧馬場家住宅西門及び西塀富山県富山市東岩瀬町107-2

旧馬場家住宅西門及び西塀

敷地西側を画す。中央やや南寄りに位置する西門は一間腕木門で桟瓦葺の起り屋根をかける。両側の塀は玉石積の上に基礎石を置き、腰竪板張に小壁を白漆喰塗、桟瓦葺とする。廻船問屋の住宅として、河港側を上質の屋敷構えとしたことが伺える。