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富山県・小矢部市
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧大谷家住宅塀富山県小矢部市水落35
表門両側の南辺、東辺及び北辺を囲う。南塀は六尺柱間、東塀と北塀は五尺五寸柱間で、桟瓦葺とする。南塀は大振りの玉石二段積基礎で、大和張の竪板と虫食い板欄間にするが、東塀と北塀は簡素な形式になる。当地方の典型的な塀で田園風景とよく調和している。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧大谷家住宅表門富山県小矢部市水落35
間口一〇尺の一間薬医門で、五平の柱を立て、雲形肘木の組物で虹梁大瓶束笈形付の妻飾を受ける。軒は二軒繁垂木で、切妻造屋根と両脇潜戸の屋根は桟瓦葺とする。透彫欄間付の板扉も手の込んだ施工で、屋敷正面中央の表構えに相応しい形式と質の高さを誇る。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧大谷家住宅作業納屋富山県小矢部市水落35
敷地東辺に建つ。桁行七間梁間二間半、一部二階建の切妻造桟瓦葺で、西面に下屋を設ける。南五間分は土間で吹抜けの作業空間とし、二階の根太床のある北寄り二間分に道具を収納した。真壁造の外壁は東面と北と南の側面を下見板張とし、積雪地らしい形式になる。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧大谷家住宅灰小屋富山県小矢部市水落35
桁行梁間とも約四尺で、切妻造桟瓦葺、外壁は板張で上部を漆喰塗とする。北面は上部を板扉、下部に取出口を付ける。内壁と床は土塗として防火性をもたせる。南側に建つ風呂場の灰を集積する小規模な施設で、伝統的な農村生活の一端を示している。