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石川県・鹿島郡中能登町

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧丹後家住宅庭門及び塀石川県鹿島郡中能登町能登部上へ12-1

旧丹後家住宅庭門及び塀

主屋東側の庭園を画する板塀。北面と西面は道路に面し、前庭を画する表塀と接する部分で矩折れ、棟を切り上げて、一間幅の門を開く。切石を二段に重ねて柱を立て、腕木を出して疎垂木を配り、桟瓦を葺く。羽目板張とし、屋根との間に透かしを入れる。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧丹後家住宅表塀石川県鹿島郡中能登町能登部上へ12-1

旧丹後家住宅表塀

玄関前を挟んで左右に延びる板塀で前庭を取囲むように敷地を画する。高さ二・四メートル、延石を伏せて柱を立て、腕木を出して疎垂木を配り、桟瓦を葺く。塀上部は透かしのある漆喰塗で、腰を羽目板張とする。街道の景観を構成する重要な要素。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧丹後家住宅土蔵石川県鹿島郡中能登町能登部上へ12-1他

旧丹後家住宅土蔵

敷地南端角に建つ。ニ棟の土蔵がひとつの覆屋に収まる土蔵造二階建、大壁造、瓦葺の置屋根とし、外壁は上部を白色モルタル仕上げとし、東面の腰は下見板張で、その他を人造石仕上とする。北側に庇を付す。笠木状の簡明な意匠の窓枠が全体を引き締める。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧丹後家住宅主屋石川県鹿島郡中能登町能登部上へ12-1他

旧丹後家住宅主屋

街道からやや奥まって建つアズマダチの主屋。木造平屋一部二階建、間口六間半、奥行七間半規模で四周に下屋が廻る。大戸を潜るとニワに入る引戸と一間幅のトオリドマの引戸が並ぶ。麻織物で繁栄した能登部上地域の典型を示す近代和風建築。