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福井県・敦賀市
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧大和田銀行本店社屋福井県敦賀市相生町8-13他
敦賀の中心部に位置。木造二階建切妻造桟瓦葺平入。正面にパラペットを立上げて陸屋根にみせ、矩形の縦長窓を並べて洋風意匠の外観とする。正面を客溜り、営業室として両脇に応接室を配し、背後に和室を並べる。地方銀行の本店遺構として通りの景観を形成。
国指定文化財(重要文化財)旧大和田銀行本店本館福井県敦賀市相生町7番8号
旧大和田銀行本店本館は,大和田銀行創業者である大和田荘七の意向を受けて,食堂や集会室などの市民のための機能を備えた銀行として計画された。設計は京都帝国大学営繕課長の永瀬狂三らが担当し,昭和2年に竣工した。
旧大和田銀行本店本館は,内外観は幾何学意匠を基調としつつ,1階外壁や内部の客溜などに古典的要素を取り入れて銀行建築らしい重厚さを備え,また出入口の庇などには独自の意匠も織り交ぜながら,破たんなくまとめられている。限られた規模の中に,複数の出入口や階段,昇降機等を巧みに配置して銀行機能と公共的機能を効率よく収めており,地域への貢献を目指した地方の銀行建築として価値が高い。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))立石岬灯台囲障福井県敦賀市字立石エリヶ崎
灯台の周囲に、二八メートル四方に設けられた土塁で、内外に昭和二六年に吏員退息所を解体した際の石材を積んで補強している。上部には、頂部に飾りを付けた鋳鉄製の柵を廻らす。敷地の様相を良く物語る遺構で、灯台と一体となり、歴史的な景観を創出している。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))立石岬灯台福井県敦賀市字立石エリヶ崎
敦賀半島最北端に位置し、敦賀港への港湾標識となる灯台。底部外径六・〇メートルの花崗岩布積とした円形石造灯塔の上部に外径二・五メートルの灯室を載せ、上部にドーム型の鋼製灯籠を置く。日本人技師により手がけられた最初期の洋式灯台。