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福井県・小浜市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧古川屋惣兵衛住宅福井県小浜市湊7号西湊8

旧古川屋惣兵衛住宅

旧小浜城下で廻船業を営んだ商家。木造二階建、切妻造桟瓦葺平入で、通りに面して出格子を設ける。二階は真壁に格子窓を嵌め、両端の袖壁から側壁を漆喰で塗込める。背面にも袖壁を備える。内部は通り土間と一列三室の平面。小浜に希少な江戸期に遡る町家。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧中名田郵便局福井県小浜市下田41号山左近17

旧中名田郵便局

市域南西の山間にあるもと郵便局舎。敷地西側の県道沿いに西面して建つ木造二階建、寄棟造桟瓦葺で、正面に切妻造玄関を付す。外壁はペンキ塗の下見板張で一階に縦長窓を開く。一階は旧郵便局、二階は床付の座敷を配する。昭和初期の地方局舎の様相を示す。

国指定文化財(国宝・重要文化財(美術品))世界及日本図福井県小浜市遠敷2-104

世界及日本図

一隻に行基図系日本図、一隻に南蛮系世界図を描く地図屏風。16世紀末から17世紀前半にかけて地図屏風は調度として多数作成されたが、本図のように世界図が卵形図法にて描かれるものは最も古い形式と考えられ、東京・小林家本、福井・浄得寺本(ともに重文)および本図の三例のみが伝存する。この三例は、肥前名護屋から朝鮮への航路をあらわすことや朝鮮東北部の情報を書き記すことから、天正20年(1592)の秀吉の朝鮮出兵後に描かれたものであり、地形、地名表記、描写法など大略一致し、同系統の図と認められるものである。 朝鮮半島・中国東北部から、西欧、新大陸にいたるまで世界全体の地理情報を飛躍的に獲得した時代に制作された遺品として重要である。小浜河村家伝来。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))小浜市立小浜中学校洗心館(旧福井県立小浜尋常中学校図書館)福井県小浜市雲浜2-1-1

小浜市立小浜中学校洗心館(旧福井県立小浜尋常中学校図書館)

北川の河口北岸にある校地の西南隅に位置する。桁行15m梁間9.1m、寄棟造桟瓦葺、北面玄関附属。1.8m間隔で柱を整然と配り、木造キングポストトラスを架ける。外壁下見板張、小壁漆喰塗など、当時の設計基準に準拠した標準的な木造図書館。