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福井県・勝山市
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))谷集会場福井県勝山市北谷町谷87字中手外地6
旧北谷郵便局南側の高台に牛首街道を挟んで西面して建つ。木造二階建、半切妻造鋼板葺妻入で、正面中央に切妻造の車寄を付す。外壁は下見板張で、正面二階に縦長窓を配し、大壁造の妻に三本の縦桟と鎧窓をあしらう。洒落た外観が特徴的な谷集落の象徴的施設。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))北谷道具博物館(旧北谷郵便局)福井県勝山市北谷町谷87字中手外地7-1
市北東部の山中にある谷集落の旧郵便局舎。西正面の木造二階建、切妻造セメント瓦葺で、正面北寄りに寄棟造の玄関を出す。外壁は軒桁より下が下見板張で、妻は和小屋を現す。牛首街道と伊良神社参道の交差点付近にあって山村景観のランドマークとなっている。
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)勝山恐竜化石群及び産地福井県勝山市
福井県勝山市北谷町で産出した恐竜化石と,その産地である手取層群北谷層に設けられた恐竜発掘露頭である。手取層群は福井県,石川県,富山県,岐阜県に分布し,中生代ジュラ紀中期から白亜紀前期(1億7千万年~1億年前)にかけての地層から成る。中生代の化石が良好な保存状態で産出することで知られ,中でも勝山市の恐竜発掘露頭は日本有数の恐竜化石産地である。福井県では,平成元年(1989)から本格的な化石調査を開始した。恐竜化石(フクイラプトル,フクイサウルス,フクイティタン,コシサウルス,フクイベナートル)は,その調査によって発見されたもので,現在は福井県立恐竜博物館で所蔵されている。標本はいずれも新種記載されたもので,全身の約70%以上の骨格化石がそろう標本があるなど,保存状態が極めて良好であり,産出種と保存状態は日本を代表するものである。またその産地から得られた動植物の化石などから,恐竜時代の環境も明らかにされており,学術上重要な標本とその産地として貴重である。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))料亭板甚蔵座敷福井県勝山市95字西上袋田町東中下後町27他
勝山市中心部を貫く本町通りに店を構える料亭の西奥に位置する。桁行11m梁間5.7m、土蔵造2階建、切妻造桟瓦葺。各階に2室の座敷を配し、コンクリート基礎に地下室を造る。1階奥の主座敷は、トコを黒漆喰塗に竹の落掛とするなど独特の意匠になる。