道路沿いに東面して建つ。木造２階建、寄棟造桟瓦葺。桁行梁間とも８．９ｍの平面になる。正面は２階にバルコニーを造り、中央に玄関を設け、半円アーチ窓を開ける。ベージュ色のモルタル仕上げで多彩な装飾を施す。左右対称を強調した正面構成になる。

株アリ一ハ社殿ノ東方山腹ニ立チ目通幹囲約三メートル一ハ社殿ノ西側ニアリ目通幹囲約二．八メートルナリ共ニ葉上結實ヲ呈シ學術上有益ナルモノナリ

室町時代の建立。中世仏堂の一例である。