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山梨県・富士吉田市

国指定文化財(重要有形民俗文化財)吉田口の富士山信仰用具富士吉田市

吉田口の富士山信仰用具

吉田口の富士山信仰用具は、富士山北側の登山口である山梨県富士吉田市の「吉田口」に伝来した富士山信仰の用具である。吉田口は、近世中期以降、富士登拝を目的とする富士講が江戸を中心に関東地方で盛んになると多くの参詣者を集め、富士山信仰の一大拠点として栄えた。本収集は、登拝者の世話をした御師や各地の富士講から寄贈されたものが多く、御師の祭祀用具をはじめ、宿坊や山小屋で使われた用具、富士講の奉納物などから構成される。また、富士講中興の祖といわれる食行身禄の関連資料も含まれる。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))冨士山元祠山梨県富士吉田市上吉田字浅間下1-1

冨士山元祠

北口本宮冨士浅間神社に隣設。北面し、切妻造金属板葺の正面に唐破風向拝、東西に下屋、南に神殿を付す。正面に縁を通し内部北列は踏込床を囲んで板敷、南列は畳敷三室とし中央奥に正面三間の神殿を配す。土足で祈祷を受ける富士講の形態を残す神殿兼拝所。

国指定文化財(重要文化財)北口本宮冨士浅間神社 社務所山梨県富士吉田市上吉田

北口本宮冨士浅間神社 社務所

 北口本宮冨士浅間神社は富士山北麓の吉田口登山道の起点に所在する。18世紀中期に江戸の富士講六世の村上光清が各地で寄進を募り,荒廃していた社殿を再興した。
 拝殿及び幣殿は正面中央に構える大きな唐破風造の向拝を彫刻や彩色,錺金具により飾り,参詣者のための壮麗な礼拝空間を創っている。また神楽殿や手水舎などにも豊かな装飾が施されている。これらの社殿は富士講の寄進により再興され,森厳な境内に近世らしい装飾豊かな参詣の空間を創出している。その造営には地元の郡内大工が当たり,随所にその流派的特徴が認められる。富士山信仰の隆盛を背景に整えられた,地方的特色の顕著な社殿として重要である。

国指定文化財(重要文化財)北口本宮冨士浅間神社 諏訪神社拝殿山梨県富士吉田市上吉田

北口本宮冨士浅間神社 諏訪神社拝殿

 北口本宮冨士浅間神社は富士山北麓の吉田口登山道の起点に所在する。18世紀中期に江戸の富士講六世の村上光清が各地で寄進を募り,荒廃していた社殿を再興した。
 拝殿及び幣殿は正面中央に構える大きな唐破風造の向拝を彫刻や彩色,錺金具により飾り,参詣者のための壮麗な礼拝空間を創っている。また神楽殿や手水舎などにも豊かな装飾が施されている。これらの社殿は富士講の寄進により再興され,森厳な境内に近世らしい装飾豊かな参詣の空間を創出している。その造営には地元の郡内大工が当たり,随所にその流派的特徴が認められる。富士山信仰の隆盛を背景に整えられた,地方的特色の顕著な社殿として重要である。