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山梨県・甲斐市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))山縣神社鳥居山梨県甲斐市篠原190-1

山縣神社鳥居

境内南端の参道入口に建つ。鉄筋コンクリート造、表面モルタル洗出仕上げの神明鳥居で、柱間四・五メートル、高さ六・八メートルの規模を持つ。円柱を掘立柱風に垂直に建て、角材の貫で繋ぎくさびの造形をつくり、丸材の笠木を載せる。近代における鳥居の一例。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))山縣神社手水屋山梨県甲斐市篠原190-1

山縣神社手水屋

境内南、参道の西に建つ。桁行一間、梁間一間、切妻造、屋根を銅板一文字葺とする。円形の礎石上に丸柱を垂直に立て、長押と桁で固め、豕扠首で棟木を受ける。軒は直材の疎垂木で化粧小舞を見せる。自然石による手水石を据える。本殿などと意匠を統一する。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))山縣神社拝殿山梨県甲斐市篠原190-1

山縣神社拝殿

本殿の正面に建つ。桁行三間、梁間二間、切妻造、銅板葺で、礎石建の丸柱、妻面の豕扠首、屋根の千木や堅魚木、破風の鞭掛など本殿と共通の意匠とする。室内床は石敷で、天井は疎垂木と化粧小舞の化粧屋根裏とするが、屋根と傾斜が異なり二重の構造を持つ。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))山縣神社本殿山梨県甲斐市篠原190-1

山縣神社本殿

江戸時代中期の思想家・山縣大弐を祀る神社の本殿で、境内北奥に南面して建つ。規模は二間四方、銅板葺の神明造で棟に千木・勝男木を飾る。白漆喰の基壇を持ち、身舎は基壇上に土台を置いて柱を立てる。棟持柱を内転とするなど典型的な神明造の特徴を見せる。