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青森県・弘前市
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))中舘家住宅主屋青森県弘前市大字北新寺町5
弘前城跡南東の旧武家地に所在。細長い敷地の南寄りに建つ切妻造妻入一部二階建鉄板葺。一階は東側に玄関、上台所、台所を並べ、西側は喰違いで四室配す。増築の二階座敷は窓多く開放的なつくり。配置や間取りに当地の武家住宅の形式を踏襲する近代和風住宅。
国指定文化財(重要文化財)木村産業研究所青森県弘前市大字在府町六一番地
木村産業研究所は、地域の産業振興を目的として弘前市街に昭和7年に建築された。設計は、世界的に著名な建築家ル・コルビュジエのアトリエに勤めた前川國男(まえかわくにお)である。
白い壁と水平に連続する窓で均整のとれた外観をつくり、バルコニーやピロティ、曲面に張り出した外壁等で変化をつける。内部はガラス窓を多用し、玄関ホールに吹き抜けを設け、天井を赤く塗るなど、明るく開放的で、かつコントラストの強い空間を構成する。ル・コルビュジエが示したモダニズム建築の概念を体現する、我が国最初期の建物として価値が高い。
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)對馬氏庭園青森県弘前市
江戸時代末期から近代にかけて津軽地方に特徴ある作庭技法を継承した大石武学流庭園の優秀な事例のうち,観賞軸線を斜めとする点に特徴を有する。大石武学流宗家5代の池田亭月から宗家6代の外崎亭陽(とのさきていよう)への作庭流儀の継承を考える上で重要なもの。
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)須藤氏庭園(青松園)青森県弘前市
江戸時代末期から近代にかけて津軽地方に特徴ある作庭技法を継承した大石武学流庭園の優秀な事例のうち,明治時代末期に宗家4代の小幡亭樹(おばたていじゅ)により作庭されたと伝えられる庭園。座観(ざかん)と逍遥(しょうよう)の観賞形式を併せ持ち,亭樹の作庭技法をよく示している点で重要なもの。