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青森県・平川市

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)清藤氏書院庭園南津軽郡尾上町

清藤氏書院庭園

 書院の南面にある約600平方メートルの平庭枯山水である。東南隅に滝石組があり、枯池の岸は低く平らかな石組をめぐらし、池中に数個の小石を据える。西方には蹲踞があり飛石を配し、間の奥塀際に大石を点在させ、イチイ、カエデ、ツツジ、アカマツなどを植裁する。
 作庭年代は明らかでないが、江戸時代末期と考えられる。津軽地方に伝承されているいわゆる武学流の形式による作庭の初期に属するものとして貴重である。
 所有者の同意が得られた敷地全体を指定地に含め、庭園と建物の一体的な保護を図ろうとするものである。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))佐藤正道家住宅土蔵青森県平川市金屋上松元34-4

佐藤正道家住宅土蔵

敷地東南隅に建ち,桁行3間,梁間2間半,切妻造,鉄板葺の置屋根,平入の土蔵造2階建で,外壁漆喰塗,腰は人造石洗出し仕上げとする。2階東面窓の上下には波模様等を象った鏝絵を施し,庇の繰形付持送りや垂木型も漆喰塗で仕上げるなど,手の込んだ意匠。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))佐藤利衛家住宅土蔵青森県平川市金屋上松元74

佐藤利衛家住宅土蔵

敷地東辺の出入口脇に建ち,桁行3間,梁間2間,切妻造,鉄板葺の置屋根,平入の土蔵造2階建で,外壁漆喰塗,腰は人造石洗出し仕上げとする。鉢巻や2階窓上部の枠飾りは黒漆喰で仕上げて,絵様や妻面の家紋を鏝絵で丁寧に仕上げ,見応えのある意匠とする。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))佐藤良徳家住宅土蔵青森県平川市金屋上松元71-1

佐藤良徳家住宅土蔵

敷地東辺の出入口脇に建ち,桁行3間,梁間2間半,切妻造,鉄板葺の置屋根,平入の土蔵造2階建で,外壁漆喰塗,腰は人造石洗出し仕上げ。開口部,鉢巻などはいずれも漆喰仕上げで,2階北面窓は両開きの掛子塗戸を吊り,重厚な構えとする。