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長野県・松本市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旅館すぎもと松軒楼長野県松本市大字里山辺字湯原451-7他

旅館すぎもと松軒楼

松本城北東の美ケ原温泉に位置し、西下がりの坂道沿いに建つ木造3階建の旅館。切妻造東西棟の南面西寄りに千鳥破風を付し、東寄りに入母屋造の南北棟を突出する。外壁は真壁の漆喰塗仕上。通りに面して高欄付きの窓を並べ、温泉街の景観をつくる旅館建築。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))黒川堰追平隧道長野県松本市波田字追平3622-4

黒川堰追平隧道

梓川右岸にある農業用水路の隧道で下流の河岸段丘上を灌漑する。高さ1・3メートル、開削当初は素掘りで、大正期に石積改修し、切石積アーチ構造とした。側壁は現場の岩を利用し、アーチ部は梓川の花崗岩等を利用。コンクリート普及以前の隧道として貴重。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧小穴家住宅離れ長野県松本市北深志一丁目319-1

旧小穴家住宅離れ

近代住宅の主屋南東の離れで結核療養のために建設。平屋建切妻造桟瓦葺、壁は下見板張で、北面に玄関を設ける。内部は東西中央に設えた棚を挟んで、二室の畳敷とし、天井は折上天井漆喰仕上に木枠で縁取り、洋風にまとめる。小規模ながら丁寧な造りの離れ。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧小穴家住宅書庫長野県松本市北深志一丁目319-1

旧小穴家住宅書庫

松本城北の住宅地にあり、主屋の東に接続する書庫。2階建切妻造妻入桟瓦葺の東西棟で、西に戸口を設ける。西を除く三面に窓を開け、外壁はモルタル塗仕上。内部は各階一室で北辺に階段を設け、小屋組は和小屋とする。窓に鉄扉を吊り、厳重な造りの書庫。