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長野県・諏訪市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))セイコーエプソン創業記念館(旧大和工業事務所)長野県諏訪市大和三丁目287-3

セイコーエプソン創業記念館(旧大和工業事務所)

諏訪湖東岸に位置する時計部品製造会社の旧事務所。2階建寄棟造桟瓦葺で西に玄関ポーチを付す。外壁は下見板張とし、1、2階に連窓を多く配した開放的な外観。内部一階は西に寄せた片廊下、二階は中廊下式の平面。諏訪の時計製造の基点となった洋風事務所。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧料亭信濃離れ桐の間長野県諏訪市大手二丁目3008-1他

旧料亭信濃離れ桐の間

上諏訪駅の南に位置する料亭離れ。平屋建入母屋造桟瓦葺の南北棟で東面し、内部は北の玄関から取次ぎの間を通って十畳の座敷に至る。座敷の畳床と両脇床の構成は近代らしい。銘木や竹をふんだんに用い、内外に渡り技巧を凝らした上質な造りの数寄屋風の離れ。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧料亭信濃離れ菊の間長野県諏訪市大手二丁目3008-1他

旧料亭信濃離れ菊の間

上諏訪駅の南に位置する料亭離れ。平屋建入母屋造桟瓦葺の東西棟で北面し、内部は東を寄付、西を八畳座敷とし、南面に縁を付して水屋と便所に連絡する。床や書院、窓廻りや天井に多様な竹を散り嵌め、細部まで技巧を凝らす。煎茶趣味が溢れる数寄屋風の離れ。

国指定文化財(重要文化財)諏訪大社上社本宮 布橋長野県諏訪市大字中州

諏訪大社上社本宮 布橋

諏訪大社は信濃国一宮として崇敬を集めた古社で,上社と下社に分かれ,上社は前宮と本宮よりなる。本宮は幣殿,拝殿など6棟が重要文化財に指定されている。境内には,安永6年(1777)の布橋,文政10年(1827)の神楽殿,弘化4年(1852)の勅願殿など,江戸後期から末期にかけて建てられた社殿群がよく残る。これらは,各々が独自性のある建築形態を有しており,幣殿,拝殿とともに上社本宮独自の境内空間の構成に欠かせない存在として高い価値を有している。また,各社殿はそれぞれの建築年代に応じた意匠をもち,近世における上社本宮の変遷と建築意匠の展開を如実に反映した社殿として,歴史的価値が高い。