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長野県・駒ヶ根市
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))北の城橋長野県上伊那郡宮田村8018-1他~駒ヶ根市東伊那6593-1他
天竜川の伊那峡に架かる道路橋。台風被害後の災害復旧事業で建設。橋長六〇メートルの単径間鋼製補剛吊橋で岸縁に主塔を建て、主索、耐風索を両岸に渡し、路面に木床版を敷く。天竜川上流に架かる現存最古の吊橋で、峡谷の歴史的景観を構成する貴重な構造物。
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)光前寺庭園駒ヶ根市赤穂
本堂の前庭(仁王門-山門-本堂の直線的な伽藍配置の一部をなす池庭)と、庫裡・客殿の築山泉水底とから成る。局部的には後世の改変のあともあるが、中世のすぐれた手法・意匠が地割り・石組み等にみられる。信濃地方でははじめて指定された庭園である。指定区域が境内全域となっているのは、庭園の環境(寺域をかこむ樹林、参道ぞいの杉並木)そのものが美しく、かつ庭と有機的な関連があるからである。
国指定文化財(重要文化財)光前寺弁天堂長野県駒ヶ根市赤穂
光前寺は天台宗の古い寺で、境内は名勝に指定されている。弁天堂はこの名勝地内にあり、一間四方の小堂で簡素な建物である。堂の建立は天正四年(一五七六)で、堂内には室町時代末期の製作になる厨子がある。いずれも時代相当の手法を示し、比較的古建築の少ないこの地方では重要な遺構である。
国指定文化財(重要文化財)旧竹村家住宅(旧所在 長野県駒ケ根市中沢)長野県駒ヶ根市赤穂26番地
貞享元年(一六八五)に建てられたことを示す棟札がある(今は屋根の中に入っているので見られない)。 江戸時代初期から中期に移行する時期の標準になる重要な民家である。 民家には年代の判明するものがきわめてまれであり、この家は年代の明らかな点では東日本でいちばん古い。