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長野県・上伊那郡辰野町

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧小野村役場土蔵長野県上伊那郡辰野町大字小野827-1

旧小野村役場土蔵

庁舎の南西側に東西棟で建つ。土蔵造二階建、桁行5・5メートル梁間3・6メートル、切妻造の置屋根である。切石積基礎に建ち、外壁漆喰塗で鉢巻を廻らし東面を戸口として漆喰で扉枠をつくる。もと文書庫で、明治期の役場の附属建物として価値がある。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧小野村役場庁舎長野県上伊那郡辰野町大字小野827-1

旧小野村役場庁舎

伊那街道旧小野宿南端の敷地に東面して建つ。木造二階建、入母屋造で、正面に切妻屋根の玄関ポーチを出す。外壁を漆喰塗として上下階の腰に下見板を張り、ガラス窓を引違いにたてる。二階の旧議事堂を畳敷の棹縁天井とするなど明治期の役場建築の好例となる。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧小野村下町火の見櫓長野県上伊那郡辰野町大字小野字町823-2

旧小野村下町火の見櫓

伊那街道沿いに建つ高さ17メートルの鉄骨造の櫓。方形平面を上方に向かって逓減させ、頂部に設けた見張台に尖塔形宝形屋根を載せ、中央に半鐘を吊る。横架材間はリング式ターンバックルで補強。軒先の蕨手状飾りなど繊細な装飾を施した地域のランドマーク。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧小澤家住宅(油屋)表門長野県上伊那郡辰野町大字小野字町975-1

旧小澤家住宅(油屋)表門

主屋の北に位置し、通りに東面する一間一戸切妻造鉄板葺の薬医門。南北に袖塀を付し、南に潜戸を設ける。主柱に渡した冠木上に三筋の男梁を架け、正面側は先端に実肘木付平三斗を置き丸桁を支持、梁中央は蟇股を飾る。勇壮な構えで旅籠の格式を伝える表門。