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長野県・上水内小川村

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))富吉沢石張水路工長野県上水内郡小川村大字稲丘

富吉沢石張水路工

薬師沢左支富吉沢に築かれる。高低差26mの斜面に、4段よりなる延長63mの空石積水路工を緩やかに湾曲させながら連続的に築いたもので、薬師沢との合流地点には石積護岸を設ける。大規模な石造構造物ながら、環境と融和した河川景観をつくり出している。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))滝の下沢石張水路工長野県上水内郡小川村大字稲丘

滝の下沢石張水路工

己り地沢右支滝の下沢に位置する。約250m長の間に最大延長12mとする谷積で築いた空石積構造物6基を連続的に配する。各構造物には地形にあわせて約2m幅の水路部分を設ける。明治期より代々砂防惣代を中心とした地元組織が管理を担う。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))己り地沢石張水路工長野県上水内郡小川村大字稲丘

己り地沢石張水路工

薬師沢右支己り地沢に築かれる。約500m長の間に17基の空石積構造物を連続的に配し、薬師沢との合流点に近い最下流部には約3割勾配とする延長19mの石造構造物を設ける。薬師沢石張水路工と同じく内務省直轄によるわが国初期の砂防施設。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))薬師沢石張水路工長野県上水内郡小川村大字稲丘

薬師沢石張水路工

信濃川水系土尻川の支渓薬師沢に築かれる。約350mの間に空石積構造物3基と練石積堰堤1基を連続的に配して河床勾配を緩和し、周辺に広がる棚田と集落の保全を図る。糸魚川・静岡構造線から近い、土砂災害の多い地域につくられた砂防施設。