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岐阜県・下呂市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))花田今井家住宅門及び塀岐阜県下呂市御厩野字花田垣内149-1

花田今井家住宅門及び塀

主屋西南隅から西方に伸びる塀。主屋脇には一間幅の簡易な腕木門を設ける。塀は基礎石に土台を載せて一間毎に柱を建て、柱間を下部洗い出し、上部漆喰塗とする。屋根は門を含めてセメント桟瓦で葺く。長大な漆喰塗の外観で、地域の景観に寄与している。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))花田今井家住宅水車小屋・味噌蔵及び納屋岐阜県下呂市御厩野字花田垣内149-1

花田今井家住宅水車小屋・味噌蔵及び納屋

主屋背面、蔵の西隣に建つ。水車小屋、味噌蔵、納屋を複合させた建物で、西面北寄りを水車小屋、その南に味噌蔵を建て、これらを覆う形で納屋を建てている。水車小屋が残る希少な例で、大規模農家の附属屋のさまざまな機能を知ることのできる建物である。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))花田今井家住宅蔵岐阜県下呂市御厩野字花田垣内149-1

花田今井家住宅蔵

主屋背面側に建つ土蔵。切妻造妻入で、桟瓦葺の置屋根形式。外壁は漆喰塗で腰部を高く竪板張で覆う。内部は一・二階とも板敷とし、隅を区画して押入状に設える。簡素ではあるが、正面扉回りなどの意匠に意を凝らした外観で、敷地景観を形成する。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))花田今井家住宅主屋岐阜県下呂市御厩野字花田垣内149-1

花田今井家住宅主屋

木造二階建、切妻造桟瓦葺で、桁行一六メートルの大規模民家。正面右寄りを土間、左側を床上部としていたものの土間側を洋風の医院として増改築したもの。二階は増築部以外を広く一室とし、蚕室に用いたと考えられる。近世から近代まで各時代の様相を併せ持つ。