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岐阜県・可児郡御嵩町

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))伊佐治家住宅長屋門岐阜県可児郡御嵩町古屋敷字大王寺381

伊佐治家住宅長屋門

敷地西側の旧街道から後退し、野面石積の石垣上に建つ。桁行20メートルに及ぶ南北棟の切妻造桟瓦葺で南寄りに門口を開く。外壁は中塗仕上の腰簓子下見板張、開口部に出格子を設けるなど重厚なつくりとする。格式ある表構えをつくる、風格を備えた長屋門。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))伊佐治家住宅茶室岐阜県可児郡御嵩町古屋敷字大王寺381

伊佐治家住宅茶室

敷地北西隅に東西棟で建つ。桁行3・7メートル梁間3・7メートル、切妻造桟瓦葺である。壁は真壁で垂木に細丸太を使う。内部は六畳一室で東面に床と押入をつくり、床柱は杉絞り丸太、床框は黒漆塗、壁は浅葱色とする。屋敷構えに風情を醸す端正な茶室である。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))伊佐治家住宅土蔵岐阜県可児郡御嵩町古屋敷字大王寺381

伊佐治家住宅土蔵

主屋土間部の後方に東西棟で建つ。土蔵造二階建、桁行4・7メートル梁間3・7メートル、切妻造桟瓦葺である。外壁は中塗仕上で開口部周囲や軒裏を漆喰塗とする。南面を戸口として扉枠をつくり、下屋を設ける。下階はもと米蔵、上階は什器などを納めた。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))伊佐治家住宅上座敷岐阜県可児郡御嵩町古屋敷字大王寺381

伊佐治家住宅上座敷

主屋南東隅に接続し、南北棟で建つ。入母屋造桟瓦葺の平屋建で、床付きの十畳二室を南北に並べ、南室では西面に切妻屋根の式台を構え、庭に面する南面に廊下と濡縁を設ける。北室は床脇を琵琶床とする。格式を備えつつ、数寄屋意匠を加味した瀟洒な客座敷。