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静岡県・浜松市北区
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))大福寺庫裏静岡県浜松市北区三ヶ日町福長字寺中219
製糸工場の事務所兼迎賓館を移築し庫裏としたもの。建ちの高い二階建で、一階は正面中央に入母屋造の玄関を据え、中廊下を通し南北に上質な座敷を並べ、外周部に縁を廻す。土間や根太天井等の民家の特性を示し、大正期の製糸工場の一端を伝える近代和風建築。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))方広寺総門静岡県浜松市北区引佐町奥山1577-1
山門南方の参道入口に南面して建つ。切妻造桟瓦葺の一間高麗門で、扉は備えず、左右に矩折れの袖塀を付す。親柱は木鼻付の楣貫で固め、棟木との間に格子を入れ、二段の挿肘木で軒桁を受ける。良材を用いた丁寧なつくりで、門前景観を格調高く演出する。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))方広寺山門静岡県浜松市北区引佐町奥山1577-1
本堂の南東方、沢沿いの参道上に南面して建つ。入母屋造本瓦葺の三間一戸二重門で、組物は下層を出組、上層を尾垂木付二手先、中備は間斗束、中央間を双斗とする。妻飾は虹梁大瓶束。軒は二軒繁垂木。精緻なつくりで、格式ある大本山の表構えを形成している。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))方広寺三重塔静岡県浜松市北区引佐町奥山1577-1
本堂の南方、沢を隔てた山頂に西面して建つ。各重とも方3間、組物は尾垂木付三手先、二軒繁垂木、本瓦葺である。乱石積基壇の正面中央を突出して切妻造の棟門を構え、四周に板塀を廻す。もと京都府技手・安井楢次郎の設計で、古典的な和様の構成をみせる。