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静岡県・熱海市
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧テーテンス熱海別邸(稲村ハウス)主屋静岡県熱海市伊豆山字稲村353-4
熱海市伊豆山の海沿いの崖上に建つ別荘。設計は前川國男建築設計事務所。く字形平面の木造平屋建で、外装下見板張。居間の海側開口部は天井まで全面ガラス戸とし、玄関ホールの石積・石敷、磨き丸太の独立柱と一体化した戸棚等にモダニズム建築の特徴を示す。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧須藤家熱海別邸(須藤水園)主屋静岡県熱海市春日町77-3
JR熱海駅南側、相模湾を望む高台に建つ。海への眺望に配慮したほぼ東西棟の木造二階建で、玄関脇に洋室、南東隅に湯屋を配す。正面は入母屋破風を三つ並べる重厚な構えで、内部は良材を用いた端正なつくりとする。鉄道駅開業当時の熱海の別荘地開発の好例。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))陽明館静岡県熱海市桃山町7-3他
山麓の敷地に南面して建つ木造二階建の別荘。上下階とも相模湾を望む東半南側に和室二室を並べ、広縁を通した開放的なつくりで、西面中央の玄関南脇に畳敷の小上がり付の洋室を設ける。木割が細く、面皮材や丸太を多用し、細部を瀟洒な数寄屋意匠でまとめる。
国指定文化財(国宝・重要文化財(美術品))木造十一面観音立像静岡県熱海市桃山町26-1
檀像の造像規定に従いつつ、代用材として針葉樹を用いた十一面観音像で法隆寺北室院に伝来した。作風は同寺伝法堂東の間の阿弥陀三尊像(重文)の脇侍など官営工房系の作例に類するが、一部に鑑真のもたらした新様が加味され、製作年代は760~70年代頃とみられる。