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静岡県・伊豆の国市
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧新津家別邸表門静岡県伊豆の国市奈古谷字浜井場740-1
敷地西辺に開く間口一間の門で、左右に袖塀を付す。寄棟屋根の上半を一文字瓦葺、下半を銅板葺とする。化粧の棟木、桁を丸太とし流板張の軒を深めに出しつつ軽快にみせる。門口の扉は細竹を詰打ちする瀟洒なつくり。自由かつ繊細な意匠で整えた気品ある表門。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧新津家別邸土蔵静岡県伊豆の国市奈古谷字浜井場740-1
主屋の西に建つ家財蔵。土蔵造二階建切妻造、置屋根形式の桟瓦葺。北妻を戸口として鉄扉を開き下屋を設けて蔵前とする。外壁は漆喰塗仕上で軒に鉢巻を廻らし、腰を海鼠壁とする。両妻に庇付の窓を開き、北妻に家紋を飾る。別邸の敷地景観を整える重厚な土蔵。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧新津家別邸主屋静岡県伊豆の国市奈古谷字浜井場740-1
畑毛温泉にある石油商の別邸主屋。南面する二階建居間棟の東に玄関棟、西に家政棟を雁行。全体和風基調で居間棟は各階和室の縁にガラス戸を建てる。玄関棟のサンルームは天井にアールデコ調ステンドグラスを飾るなど和洋の意匠を巧みに用いた優美な別荘建築。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))三養荘(旧岩崎久彌別邸)本館露地門静岡県伊豆の国市墹之上字谷戸洞270-1他
客間棟の北西に建ち、玄関・茶室棟の茶室に至る。間口一・二メートルの小ぶりな腕木門で、扉は木枠に縦桟を入れた両開きとする。柱、桁、垂木などほとんどの部材を雑木を手斧はつり仕上げとし、屋根はこけら葺。簡素ではあるが、軽快な意匠の露地門である。