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愛知県・名古屋市中川区
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))善行寺山門愛知県名古屋市中川区愛知町4132

境内の南面中央に開く切妻造の四脚門。組物は大斗絵様肘木、妻飾は虹梁大瓶束、軒は一軒疎垂木である。親柱筋の冠木と棟木の間には虹梁を入れ、中備に滝と波を模した躍動感あふれる彫刻の蟇股を入れて意匠を凝らす。境内正面の構えを華やかに飾る。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))善行寺手水舎愛知県名古屋市中川区愛知町4132

山門の北西方に建つ。桁行二・四メートル梁間一・八メートルで、南北棟の切妻造桟瓦葺。角柱を四方転びに立て、内法貫で固め、組物をつくらず、柱頂部で直接桁を受ける。軒は一軒疎垂木である。極めて簡素なつくりの手水舎で、境内に欠かせない構成要素。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))善行寺太鼓楼愛知県名古屋市中川区愛知町4132

山門の北東方に建つ。東西棟の切妻造で、屋根中央西寄りに方一間宝形造の楼を載せ、四周に下屋を廻らす。内部は後世に居室化されているが、もと納屋で、西半には中二階や楼への上り口が残る。浄土真宗寺院の伽藍構成を特徴づける太鼓楼として貴重である。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))善行寺鐘楼愛知県名古屋市中川区愛知町4132

本堂の南西方に位置し、高い乱石積基壇に建つ。方一間、吹放ち形式で、南北棟の入母屋造本瓦葺とする。粽付円柱を貫で固めて台輪を載せ、組物は木鼻付出組の詰組、天井は小組格天井、二軒扇垂木である。均整のとれた禅宗様の鐘楼で、細部意匠も良質である。