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愛知県・名古屋市緑区
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))下郷家住宅(千代倉本家)中蔵愛知県名古屋市緑区鳴海町字相原町27他
紅葉蔵の北に落棟で接続する家財蔵。土蔵造二階建切妻造桟瓦葺、東面下屋は南二間を紅葉蔵と一連のガラス戸を建て、北は吹放ちの土間。外壁は漆喰塗で腰下見板張。小屋組は登梁形式で桁行中央は水平の鉄筋で繋ぐ。重厚な外観が紅葉蔵とともに敷地景観を形成。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))下郷家住宅(千代倉本家)紅葉蔵愛知県名古屋市緑区鳴海町字相原町27他
東海道鳴海宿中心部にある商家の調度品や文書用の蔵。敷地南西隅に建つ土蔵造二階建切妻造本瓦葺で東面に桟瓦葺下屋を付す。外壁は黒漆喰塗で腰は下見板張。二階は北面に神棚を備え太い地棟に登梁形式の小屋をみせる。重厚な外観が商家の屋敷構えを伝える。
国指定文化財(重要伝統的建造物群保存地区)名古屋市有松愛知県名古屋市
有松は名古屋市東部の尾張丘陵を横断する東海道沿いに位置し、鳴海宿と池鯉鮒宿の間にある。慶長13年の尾張藩による移住奨励によって開かれた集落で、まもなく考案された有松絞りによって町並みは江戸時代を通じて発展し、近代に繁栄を極めた。絞商の広大な屋敷構えが、町並みの特徴を成す。町の成立から現在まで、一つの産業を持続してきた稀な町並みであり、絞り織物の生産・販売を行ってきた町の歴史的風致を良く伝える伝統的建造物群保存地区。
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)大高城跡
附 丸根砦跡
鷲津砦跡名古屋市緑区大高町
知多半島丘陵部ノ最北端ニ位シ最モ形勝ノ地ニアリ 室町時代ニ花井備中守ノ居城タリシガ後水野氏ノ居城トナリ永祿年間今川義元ノ屬城トナルニ及ビ鵜殿長照ヲシテ守ラシメ以テ織田信長ノ軍ニ備ヘタリ
城阯ハ桶狹間戰■ニ最モ深キ関係ヲ有シ又松平元康(徳川家康)初陣兵粮入ノ遺阯トシテ人口ニ喧傳セラル 義元敗死ノ後廃絶スルニ至レリ 城構ハ本丸二之丸等ヨリ成レリ
本丸阯ニ大高城阯碑及其ノ西隣ニハ八幡社ノ社殿アリ城阯ハ今殆ド山林畑地宅地トナリテ土居ハ亦破壞サレタルモ壕阯尚存シ舊規模ヲ窺フニ足レリ
丸根、鷲津ノ両砦阯ハ大高城阯ノ東北方數町ヲ距テタル丘陵上ニアリ共ニ織田氏ガ大高城ニ備ヘシ所ニシテ丸根砦ハ朝比奈泰能ノ爲ニ鷲津ノ砦ハ松平元康等ノ爲ニ攻メ陷サレテ後廃絶セルモ壕阯尚存シ亦舊態ヲ偲ビ得ラル