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愛知県・瀬戸市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧山繁商店塀愛知県瀬戸市仲切町23他

旧山繁商店塀

敷地南西側の通り沿いに構える。基礎の石垣は花崗岩谷積で、南正面の一辺のみ亀甲積四段とする。石垣上端を延石で整え、木造の塀を廻らす。塀の下部は、外側をなぐり仕上の竪板壁、内側をスギ網代とし、上部は黒漆喰塗で、離れと相まって通りの景観を成す。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧山繁商店奥倉庫愛知県瀬戸市仲切町23他

旧山繁商店奥倉庫

敷地の北東隅、中倉庫の北に平行して建つ。桁行一五メートル梁間一二メートル、切妻造の主体部の東と北に下屋を張出す。梁間には一列の柱を並べる。倉庫ではあるが内部で上絵付を行っていた時期もあり、絵付場の伝統的な作業空間からの展開を示す。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧山繁商店中倉庫愛知県瀬戸市仲切町23他

旧山繁商店中倉庫

前倉庫の北に平行して建つ。切妻造、桁行一八メートルの倉庫建築。前倉庫と同様に小屋組はキングポストトラスを用いて内部を広い無柱空間として、天井を張らずに小屋組を現す。一時期、内部に電気窯を設置して焼付を行い、少量ながら生産も担っていた倉庫。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧山繁商店前倉庫愛知県瀬戸市仲切町23他

旧山繁商店前倉庫

新小屋の北に平行して建つ。切妻造、桁行一八メートルの倉庫建築で、大正頃の事業拡大を受け、商品の陶磁器収納のため建てられた。小屋組は大スパンのキングポストトラスを架け、内部を無柱空間として広く利用する。伝統産業の盛期を伝える大型倉庫。