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愛知県・豊川市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))中村家住宅主屋愛知県豊川市篠束町大堀63-1他

中村家住宅主屋

伊那街道に南面する農家主屋。つし2階建、切妻造桟瓦葺で四周下屋を廻す。東は土間で竈と桑の地下貯蔵場を設け、西は3列9室で南西を床付座敷とする。当初から瓦葺とみられ、成の高い小壁等、江戸期ながら発達した様相を示す。街道の歴史的景観を形成する。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))大谷家住宅渡廊下愛知県豊川市足山田町下平100・101合併地

大谷家住宅渡廊下

主屋と土蔵を結ぶ木造、切妻造の渡廊下。桁行二間、梁間半間で、腰壁を下見板張とし、庭園に面する西側は上部を鼠漆喰仕上げとする。内部は、桁上に丸太状の梁を架け、化粧屋根裏とし、数寄屋風の意匠を見せる。敷地景観を構成する付属施設。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))大谷家住宅米蔵愛知県豊川市足山田町下平100・101合併地他

大谷家住宅米蔵

敷地の南面に位置する。鉄筋コンクリート造二階建で、陸屋根とし、外壁はモルタル仕上げ。内部は、前室と後室に区分し、前室は階段室で上部にヴォールト天井をあしらう。正面は片引戸で西側面及び背面に一所ずつ片開き窓を穿つ他は閉鎖的で防火に優れた米蔵。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))大谷家住宅土蔵愛知県豊川市足山田町下平100・101合併地他

大谷家住宅土蔵

敷地の北東隅に西面する。桁行二間半、梁間二間、土蔵造、平入で、正面に下屋を付ける。外壁は、腰壁を下見板張とし、正面のみ海鼠壁とする。背面及び側面の窓は、繰型のある持送りを付け、窓枠を黒漆喰仕上げとするなど、敷地後方の景観を良好に形作る。