カテゴリで見る
愛知県・大府市
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))明神川逆水樋門愛知県大府市横根町惣作263地先
明神川が境川の右岸堤防を横断する地点に築かれた樋門。二枚厚の石造単アーチで延長一〇メートルの通水部を築き、上部壁体及び両脇の護岸に人造石を用いる。服部長七の人造石を参考に愛知県が行った材料試験を基に施工されたと考えられる貴重な人造石遺構。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))明神樋門愛知県大府市横根町惣作263地先
尾張三河の国境をなす境川の右岸に位置する。水田からの排水を集めた五箇村川が、明神川と立体交差する地点に築かれた樋門。石造二枚厚の欠円形二連アーチからなる通水部の上に、人造石工法で築いた壁体を重ねる。服部長七の関与が明らかな貴重な人造石遺構。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))大倉公園茅葺門(旧大倉和親別荘表門)愛知県大府市桃山町5-74他
切妻造茅葺の長屋門で、中央の門口部の屋根を一段切上げる。門扉は両開きの板戸で、東脇に潜を設ける。もとは前面道路に接して左右に長屋を従え、雄大な屋敷の正面構えを構成していた。実業家の別荘の表構えをつくる独特な形式の門で、素朴と風格を備える。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))大倉公園休憩棟(旧大倉和親別荘離れ)愛知県大府市桃山町5-77他
もと別荘の離れで、接客用の座敷などを矩折れに配して庭側に縁を廻らす。中央に配膳室を置いて、各座敷への給仕動線が短くなるよう考慮されている。長押に磨き丸太を用いたり、蟻壁の開口部に割竹を用いるなど、数寄屋風の意匠になる瀟洒な別荘建築。