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愛知県・知立市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))萬福寺山門愛知県知立市上重原町本郷27

萬福寺山門

境内東方の正面に構える入母屋造本瓦葺の門。四脚門形式ながら、棟通りの両端より内側に円柱を立てて門口とする。組物は拳鼻付二手先詰組で、さらに各間に蟇股を置く。軒は二軒繁垂木。比較的規模が大きく組物廻りに技巧を凝らし、境内表構えに重厚さを与える。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))萬福寺鐘楼愛知県知立市上重原町本郷27

萬福寺鐘楼

境内南東方の切石積基壇上に建つ方一間吹放ち形式の鐘楼で、南北棟の入母屋造桟瓦葺である。礎盤上に内転びに立てる円柱を貫で固め、台輪上の組物は拳鼻付の出組を詰組に、軒は二軒扇垂木とする。禅宗様を基調とし装飾密度の高い鐘楼で、境内景観に寄与する。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))萬福寺本堂愛知県知立市上重原町本郷27

萬福寺本堂

境内中央に東面して建つ。標準的な真宗本堂平面をもつ大型の堂で三間向拝を付す。内陣や余間の折上小組格天井では内陣を二重に折上げ、矢来内や外陣を小組格天井とする。明治期に西三河で活躍した棟梁小野田又蔵の最盛期の作となる、規模雄大で意匠華やかな堂。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))知立神社茶室愛知県知立市西町神田12

知立神社茶室

桁行三間半梁間二間半、東西棟の入母屋造桟瓦葺で、東に玄関を設ける。西側の四畳半茶室と三畳の水屋は懸造風に縁を廻らす。茶室は、面皮柱を使い、トコ柱の背側にナンテンの曲材を組込むなど、数寄屋を加味した開放的な構成になる。社叢景観に趣を添える茶室。