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愛知県・田原市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))角上楼本館愛知県田原市福江町下地38他

角上楼本館

港町として近代に栄えた福江の料理旅館。2階建入母屋造桟瓦葺。中庭を囲んだコの字型平面で、2階に客室を10室ほど配し、背後に2棟の離れを廊下で接続する。正面東西棟は総二階でたちが高く、軒をせがい造とし、ガラス戸を建て高欄を付す雄大な近代和風。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))井筒楼愛知県田原市福江町下地13-1他

井筒楼

港町福江の料理旅館。中庭を囲むロの字形平面で、通りに二階建入母屋造妻入棟、その西に前庭と入母屋造南北棟、東に切妻造東西棟を並べる複雑な外観。真壁造漆喰壁で軒はせがい造。各階に客室を配し、2階の52畳大広間は目を見張る。港町の賑わいを伝える。

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)大アラコ古窯跡田原市

大アラコ古窯跡

S42-6-064大アラコ古窯跡.txt: 渥美半島中央部にある[[陶窯]とうよう]跡で、5基の[[登窯]のぼりがま]からなる。最近の発掘調査によって窯跡から出土した大形壺には、12世紀中葉に三河守だった藤原[[顕長]あきなが]の名が[[箆]へら]書きされていた。

国指定文化財(史跡名勝天然記念物)椛のシデコブシ自生地田原市

椛のシデコブシ自生地

S45-5-137[[椛]なぐさ]のシデコブシ自生地.txt: 渥美半島の先端に近い山間部の椛という地区で、山裾と水田との中間の湿地帯にある。地床にはミズゴケが繁茂し、ハンノキ・アセビ・ノリウツギ・イヌツゲ・ウバメガシ・カクレミノなどの混生する低木林の中に、シデコブシが点々と自生している。シデコブシは、モクレン科に属し、[[幣]しで]の形に似た花弁の美しさのため、古くから園芸的に愛賞され、各地に栽植されている日本特産の花木である。その自然分布の範囲はせまく、愛知・岐阜両県の、主として木曽川以南の地方に、まれに自生するにすぎない。
 本自生地は、あまり広大ではないが、他の自生地に比べれば広く、まとまりもよく、保存状態や自然環境も良好であって、本種の自生地として代表的なところである。いちじるしい栽培植物の自生地としてその価値が認められた。