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三重県・志摩市
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))かつおの天ぱく作業場三重県志摩市大王町波切字石干谷393
二階建の燻し小屋と黴付小屋で、北の主屋との間の大屋根が作業場を覆う。湾曲した海側外壁は腰モルタル塗、上部竪板張で、桟瓦葺の切妻屋根が独特の外観を呈す。焙乾窯は火床を地下に設け、セイロを並べて積む。閉鎖的な黴付小屋に棲む菌が鰹節の味を決める。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))かつおの天ぱく主屋三重県志摩市大王町波切字石干谷393
太平洋を望む大王崎に建つ鰹節製造業の住宅である。東の崖と南の道路から一段低く敷地を構え、木造平屋建の切妻造桟瓦葺、竪板張の外壁で風に耐える。現在は一階南西の四畳間で商品陳列し、他は物置とする。波切漁港の水揚げを直ちに加工できる好立地にある。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))松井真珠店蔵三重県志摩市阿児町神明字カシコ733-4
店舗の北方、鉄筋コンクリート造二階建の商品蔵である。桟瓦葺の切妻屋根や出格子窓で土蔵風外観とする。入口は両開き鉄扉と片引戸、網戸で、窓は鉄扉とガラス戸の両開きである。内壁は杉板張で天井を白漆喰塗。賢島駅の向かいに特色ある景観を呈する。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))松井真珠店店舗三重県志摩市阿児町神明字カシコ733-4
賢島港に面する木造二階建の真珠販売店。寄棟造の桟瓦葺で南正面から東西両側面へ桟瓦葺下屋を廻す。二階手摺には松の図柄を彫抜く。一階は西半北寄りを床上の帳場とし、二階は階段西を六畳座敷、東を一二畳半の広間とする。当地の産業を象徴する店舗建築。