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三重県・三重郡菰野町

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))横山家住宅正門三重県三重郡菰野町大字菰野字中里2657

横山家住宅正門

主屋の南東に南面して建つ薬医門。切妻造の起り付屋根を桟瓦葺とする。門柱は五平使いで、板戸を引分けに建込み、東脇間に潜戸を設ける。冠木を両妻面まで延ばし、両妻で控柱上の桁に梁を掛渡して軒桁を据える。土間石敷の水切溝は重森の作庭時のもの。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))横山家住宅土蔵三重県三重郡菰野町大字菰野字中里2657

横山家住宅土蔵

主屋の北東、北側道路沿いに建つ。切妻造の置屋根を桟瓦葺とし、南面に瓦葺庇がつく。外壁は一階が簓子下見板張り、二階が漆喰塗で鉢巻を廻し、東西妻に竪羽目板を張る。南面戸口は銅板張りの片引戸である。小屋組は登梁とする。敷地北側の景観を引き締める。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))横山家住宅旧診療所三重県三重郡菰野町大字菰野字中里2657

横山家住宅旧診療所

主屋の東に建つ寄棟造の南北棟で、桟瓦葺とする。外壁は腰高を木製シングルの鱗張り、上部を竪板張とする。軒先は円弧断面に漆喰を塗込める。西面に瓦葺下屋の廊下がつく。内部は南から旧待合室、旧診察室、旧レントゲン室が並ぶ。特色ある外観が目を引く。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))横山家住宅尽日庵三重県三重郡菰野町大字菰野字中里2656

横山家住宅尽日庵

書院の南西に建つ切妻造、桟瓦葺の草庵風茶室である。北庇に躙口、東庇に濡縁を設けて貴人口を開き、書院西妻の腰掛待合から飛石で導く。内部は二畳台目で、西面の洞床の前に板床を入れる。南から西へ縁を廻らし、西に水屋を突出する。近代数寄屋の好例。