東南に正面を向ける一間社。入母屋造銅板葺で、正面に千鳥破風と軒唐破風付向拝を付設する。三方に擬宝珠高欄付切目縁をまわし、正面に木階を付ける。円柱で、尾垂木付の二手先斗栱、中備蟇股。軒天井を張り、二軒繁垂木が深い軒を持ち出す。気品ある社殿建築。

宮川渓谷にかけられた県道打見大台線の道路橋で，煉瓦造の橋脚は明治３８年の竣工時のものである。橋台は，昭和９年の改修により現在のワーレントラス形式に改められた。橋脚は変形５角形の基壇の上に建つ独特の形状になり，架橋技術の高さを示している。