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三重県・度会郡度会町

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))木村家住宅石積塀三重県度会郡度会町駒ヶ野字里ヲキの南651・661合併

木村家住宅石積塀

敷地の西辺と北辺を画す石積の塀。敷地西辺北端に建つ長屋門に接続して、東に二一メートル、南に折れ曲がり二三メートルを測る。周辺で採取される自然石を高さ約一・三から一・七メートルに野面積とする。上部に槇垣を設けて、屋敷構えに整った印象を与える。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))木村家住宅蔵三重県度会郡度会町駒ヶ野字里ヲキの南651・661合併

木村家住宅蔵

敷地北東隅に西面して建つ。土蔵造二階建で、平入とし、正面には壁で囲んだ蔵前を設ける。小屋は登梁で、屋根は置屋根形式として桟瓦を葺く。鉢巻部分に白漆喰塗を見せるほかは簓子下見板張として、山あいの農村風景の中にあって、落ち着いた外観を見せる。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))木村家住宅主屋三重県度会郡度会町駒ヶ野字里ヲキの南651・661合併

木村家住宅主屋

敷地北寄りに西面して建つ元紀州藩士宅。幕末に藩主の脱出経路として駒ヶ野が選ばれ、宿所とできるよう建て替えられたとの伝承があり、床上部が上段と下段に分かれ、駕籠寄せが設けられる。桟瓦葺であるが、屋根中央に二筋の丸瓦を葺く地域性も見せる。