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滋賀県

国指定文化財(重要文化財)思子淵神社 本殿滋賀県高島市朽木小川

思子淵神社 本殿

思子淵神社は,琵琶湖に注ぐ安曇川の支流,針畑川流域の山間部に所在し,筏流しによる木材搬送の守護神とされる思子淵神を祭神とする。覆屋内に中央が本殿,南に蔵王権現社,北に熊野社の三棟が並んでいる。蔵王権現社は板札より応安4年(1371)の建立で,他の二棟も同時期とみられる。いずれも一間社流見世棚造で,部材の大面取,ヤリガンナ仕上げなどの技法に,中世の特徴がみられる。思子淵神社は,室町前期に遡る三棟の社殿を一体的に残す極めて稀な遺構であり,我が国の中世神社建築において重要である。安曇川流域において,独自の発展を遂げた思子淵信仰の様相を良好に伝える点でも,高い価値が認められる。

国指定文化財(重要文化財)園城寺 絵馬堂滋賀県大津市園城寺町

園城寺 絵馬堂

大津市の長等山を寺域とする園城寺の南院にある西国三十三所観音霊場の第十四番札所。観音堂は元禄2年(1689)の上棟で、寺院建築に対する規制をふまえて造営され、礼堂と正堂を合の間で繋ぐ構成。観音巡礼の盛行により賑わい、江戸後期以降、合の間の拡張など増改築を重ね、広い法要空間や不動堂、位牌壇などを堂内に設け、複雑かつ独特の平面となった。琵琶湖を望む高台の境内には、江戸中期から末期にかけて建てられた、札所鐘楼、西国・秩父・坂東札所の百観音を集めた百体堂、眺望に優れる高床の観月舞台、茶所に用いた絵馬堂ものこり、近世札所寺院の境内の様相を伝え、歴史的に価値が高い。

国指定文化財(重要文化財)園城寺 観月舞台滋賀県大津市園城寺町

園城寺 観月舞台

大津市の長等山を寺域とする園城寺の南院にある西国三十三所観音霊場の第十四番札所。観音堂は元禄2年(1689)の上棟で、寺院建築に対する規制をふまえて造営され、礼堂と正堂を合の間で繋ぐ構成。観音巡礼の盛行により賑わい、江戸後期以降、合の間の拡張など増改築を重ね、広い法要空間や不動堂、位牌壇などを堂内に設け、複雑かつ独特の平面となった。琵琶湖を望む高台の境内には、江戸中期から末期にかけて建てられた、札所鐘楼、西国・秩父・坂東札所の百観音を集めた百体堂、眺望に優れる高床の観月舞台、茶所に用いた絵馬堂ものこり、近世札所寺院の境内の様相を伝え、歴史的に価値が高い。

国指定文化財(重要文化財)園城寺 百体堂滋賀県大津市園城寺町

園城寺 百体堂

大津市の長等山を寺域とする園城寺の南院にある西国三十三所観音霊場の第十四番札所。観音堂は元禄2年(1689)の上棟で、寺院建築に対する規制をふまえて造営され、礼堂と正堂を合の間で繋ぐ構成。観音巡礼の盛行により賑わい、江戸後期以降、合の間の拡張など増改築を重ね、広い法要空間や不動堂、位牌壇などを堂内に設け、複雑かつ独特の平面となった。琵琶湖を望む高台の境内には、江戸中期から末期にかけて建てられた、札所鐘楼、西国・秩父・坂東札所の百観音を集めた百体堂、眺望に優れる高床の観月舞台、茶所に用いた絵馬堂ものこり、近世札所寺院の境内の様相を伝え、歴史的に価値が高い。