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京都府・京都市北区

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))神光院山門京都府京都市北区西賀茂神光院町120

神光院山門

境内南辺中央に東西棟で建つ。一間薬医門、切妻造本瓦葺。五平の太い本柱頂部に女梁を組み、厚めの冠木を渡し、男梁上に撥形の束を立てて棟木を受ける。軒は一軒で木小舞打の疎垂木とし、破風拝みに梅鉢懸魚を飾る。意匠質実ながら風格を備えた古刹の正門。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))神光院蓮月庵京都府京都市北区西賀茂神光院町120

神光院蓮月庵

本堂前方、山門脇に南北棟で建つ。大田垣蓮月の寓居。切妻造桟瓦葺で南に下屋を張出し東・北面の土間入口に庇を廻らせる。内部は北東隅を土間、西側の三畳に不動明王を祀る。南半は玄関や台所を配す。煤竹詰打の天井や円窓など、数寄屋意匠を加味した小庵。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))神光院客殿京都府京都市北区西賀茂神光院町120

神光院客殿

本堂東方に南面して建ち渡廊下で繋ぐ。桟瓦葺で、南面中央に入母屋造の式台玄関が突出する。平面は三行三列の九室の周囲に縁を廻らせ、上手となる西列は最奥を上段として床と棚を備え、中列奥に院主の間、下手東列に仏間等を配する。上質なつくりの接客施設。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))神光院中興堂京都府京都市北区西賀茂神光院町120

神光院中興堂

本堂北西側に南面して建つ。正面三間奥行四間、宝形造の主体部正面に入母屋造屋根を付け、さらに張出して唐破風の向拝を構える等複雑な外観を呈す。主体部は畳敷の外陣と両脇陣の後方を板間の内陣とする。円形垂木の軒や屋根構成に創意が認められる近代仏堂。