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京都府・京都市中京区

国指定文化財(重要文化財)京都ハリストス正教会生神女福音聖堂京都府京都市中京区柳馬場通2条上る6丁目283番地

京都ハリストス正教会生神女福音聖堂

京都の市中に位置。明治36年の建築で、日本ハリストス正教会の本格的な木造聖堂としては現存最古の遺構である。装飾が少なく簡素ではあるが、特徴的なクーポルを戴き、鐘楼をくみあわせた均斉のとれた外観は美しく、ロシアから輸入された聖障(せいしょう)はみごとな意匠である。ハリストス正教会から提供された図面をもとに、京都府技師松室重光(まつむろしげみつ)が実施設計した経緯がわかり、我が国における教会堂の建設経緯が知られる貴重な事例となっている。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))柊家旅館本館及び塀京都府京都市中京区麩屋町通姉小路上る中白山町274他

柊家旅館本館及び塀

幕末大火後に建設された旅館で、増築による複雑な平面をもつ。入口は路地風に設え、玄関ホールから北と西へ廊下を延ばして客室を配す。客室はすべて数寄屋を基調とし、上下階で同平面となる二室も意匠を違えて趣を凝らす。中心市街の老舗旅館の風情を伝える。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧梶井宮御門京都府京都市中京区油小路通二条下る二条油小路町284

旧梶井宮御門

梶井宮門跡宅から三井家油小路邸に移築された門。間口四・五メートル、本瓦葺の一間一戸薬医門。木太い角柱で、冠木上に梁を四本架け、蓑束に花肘木の三斗で棟を支える。二軒半繁垂木で、梁や垂木鼻は繰型付胡粉塗とする門跡邸宅らしい華やかな意匠で飾る。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧寺江家住宅離れ京都府京都市中京区新町通六角下る六角町355・354-1合併

旧寺江家住宅離れ

敷地東奥、主屋の後方に南北棟で建つ。二階建切妻造桟瓦葺で、西面に庇を付す。外壁は真壁造でガラス戸を建てる。一階は土間の玄関と板間の商品置場からなり、二階は二室を配して従業員休憩所などとした。生業としていた染色業の店舗の業態を伝える附属建物。