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京都府・京都市中京区
国指定文化財(国宝・重要文化財(美術品))大津唐崎図(岸竹堂筆)京都市中京区三条通烏丸西入御倉町80
岸竹堂(1826~97)は彦根出身の画家で、明治時代の京都画壇を代表する大家である。本作は京都の呉服商・千總の西村總左衛門により、1876年のアメリカ・フィラデルフィア万国博覧会に出品された屛風。琵琶湖の景観を描くもので、西洋絵画や写真を連想させる空間表現に先駆性を示す岸竹堂の代表作である。明治時代の京都の日本画を代表する傑作として価値が高く、万博に出品されたことが確実な最初期の日本絵画としても貴重である。当初は屛風の裏側に描かれていた梅図を附とし、一体的な保護をはかる。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))京都市役所本庁舎京都府京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488他
御池通りに南面する市庁舎。設計は京都市営繕課、顧問は武田五一。鉄筋コンクリート造地上4階地下1階建で中央に塔屋を建てる。全体に垂直性を強調した外観とし、内部階段ホールにイスラム風アーチなど東洋風意匠を散り嵌め、古都の風格備えた現役の市庁舎。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))岡墨光堂奥蔵京都府京都市中京区富小路通三条上る福長町113
主屋の東に建つ家財蔵。土蔵造2階建切妻造平入本瓦葺で、西面を戸口とし下屋を付す。各階一室の板敷とし、南辺に階段を設け、小屋組は束立の和小屋。外壁は漆喰塗仕上とし、腰は竪板張。一階西面の窓と戸口に掛子塗扉を吊り、外観重厚で丁寧なつくりの土蔵。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))岡墨光堂表蔵京都府京都市中京区富小路通三条上る福長町113
主屋の北、通りに面して建ち、表具などを仮置する土蔵。土蔵造2階建切妻造妻入本瓦葺。外壁は漆喰塗仕上で腰に竪板を高く張り、西面南寄りに窓を開ける。南面戸口に厚い鉄扉を吊り、職場と接続する。軒に鉢巻を廻らした重厚な外観が通りの歴史的景観を形成。