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京都府・京都市南区
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))去木庵(長谷川家住宅離れ)京都府京都市南区東九条東札辻町5-1
敷地南東隅に建つ木造二階建で、二階は通り沿いの隅部に高欄付の縁を廻らす。数寄屋を加味した和風意匠を基調とするが、障子や欄間などにガラスを多用し、組子などの細部には様々な幾何学的意匠を取り入れる。設計した画家の独創性がうかがえる離れ建築。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))長谷川家住宅表門京都府京都市南区東九条東札辻町5
敷地西辺、土蔵の北側に棟を落として接続する。桁行三・五メートル梁間三メートル、木造平屋建、切妻造桟瓦葺で、上部を内法の低い物置として東面に格子窓を穿つ。間口二メートルの門口に板戸を吊り、南側に潜戸を開く。土蔵と共に風格ある表構えを構成する。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))長谷川家住宅土蔵京都府京都市南区東九条東札辻町5
敷地西辺中央に南北棟で建ち、北側に表門を付属する。桁行五・八メートル梁間三・九メートル、土蔵造二階建、切妻造桟瓦葺である。東面を戸口として下屋を設け、外壁漆喰塗で軒裏まで塗込め、腰に竪板張と水切を廻らす。旧家の屋敷構えの名残を伝える。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))長谷川家住宅主屋京都府京都市南区東九条東札辻町5
敷地中央に西面して建ち、切妻造桟瓦葺で、二階正面に横長の虫籠窓を設ける。南半の広い土間では重厚な梁組を現し、北半の床上部に二列六室を並べ、前面に洗練された意匠の角座敷を張出す。町家風の外観をもち、京都市南部で数少ない大型の近世民家建築。