カテゴリで見る
京都府・京都市伏見区
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))松井家住宅主屋(旧中井産院)京都府京都市伏見区深草稲荷榎木橋町9
伏見稲荷界隈の角地にあり、伏見街道に西面する洋館と、その背面の和館からなる。洋館は布目タイル張に縦長窓を並べた事務所風の外観、和館は切妻造の総二階建である。両館南端に土間を通して中間を中庭とするなど、表屋造の構成を踏襲した近代の医院兼住宅。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))千歳家住宅新蔵京都府京都市伏見区阿波橋町401他
主屋後方、旧蔵の北側に東西棟で建つ。桁行四・九メートル梁間四・一メートル、土蔵造二階建、切妻造桟瓦葺である。旧蔵同様に水害対策の石積基礎に建ち、外壁を人造石洗い出し仕上げとする。南面を戸口として、一階東面、二階東・南面に窓を穿つ。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))千歳家住宅旧蔵京都府京都市伏見区阿波橋町401他
主屋後方、離れの北側に南北棟で建つ。桁行五メートル梁間四・九メートル、土蔵造二階建、切妻造桟瓦葺である。水害対策の石積基礎に建ち、外壁漆喰塗で腰高に竪板を張り、東面を戸口として繰型のある持送付きの庇を付す。旧家の屋敷構えを構成する家財蔵。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))千歳家住宅離れ京都府京都市伏見区阿波橋町401他
主屋の西奥に渡り廊下を介して建つ。切妻造桟瓦葺で、南・西縁に下屋を廻らす。七畳主室と一部舟底天井の四畳からなり、主室では床と違棚を矩折れに配し、床脇に円窓を穿つ。独特な鉈目の床柱、違棚の青海波彫刻など、大工の独創が看取される数寄屋建築。